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すべて 経営・政策・社会 ヘルスプロモーション 臨床医学・EBM 国際保険 METHODS

    5日で学ぶ統計学学習プログラム―EBM医療情報学
     帝京大学医学部の医療情報学実習のため執筆した学生向け教科書。第1日目でEBMの基本について説明し、第2日目以降は、実際のデータセットを処理する演習形式となっている。Excelで基本的な統計解析ができたら、すぐにSASを用いたデータ解析を行う。SPSSやSTATAを用いている人でも勉強できるよう配慮されている。第5日目では、Power Pointを用いたプレゼンテーションの実際について解説しているので、学会発表や症例発表などに役立つ。HSPHの学生、OB/OGの先生方にとって、将来、医療情報学の講義・実習を進める際の参考書となると思う。中尾睦宏(MPH/1998)、矢野栄二(MPH/1983) 両氏による著作。篠原出版新社 (2005)より。

    Food, Nutrition, Physical Activity, and the Prevention of Cancer: A Global Perspective
     Amer Inst for Cancer Research(2007)
    がんと生活習慣との関係に関する疫学研究の総説。九州大学名誉教授、日本疫学会元理事長で2007年HSPHのAlumni Awardを受賞した廣畑富雄氏(SM '65, SD '68)がSteering Committeeを務めた。

    Health of Nations: Why Inequality Is Harmful to Your Health
     HSPH, Department of Society, Human Development & Healthの教授であるDr Kawachiの著作(Hard cover 2002. Paperback edition, 2006)。訳本は「不平等が健康を損なう」。

    How to Make クリニカル・エビデンス
     臨床研究は難しくない。複雑な臨床事実の中から、ものの本質を発見するに至った偉大な医学研究者たちに学ぶ、今までに類をみない臨床研究入門書。著者は浦島充佳氏(MPH/1999)。医学書院(2004)。

    How to Use クリニカル・エビデンス
     浦島充佳氏(MPH/1999)による「How to make クリニカル・エビデンス」の姉妹版。数少ない小児疫学をカバー。医学書院 (2004)。

    NBCテロリズム ハーバード大学の対テロ戦略
     変貌するテロに対して何をすればよいのか? 「感染症の講義でもバイオテロを教えるハーバード大学」「疫学査調のできる医師養成の必要性」など、予防医学から考えるテロ危機管理。浦島充佳氏(MPH/1999)による2002年の著作(角川書店)。

    リラクセーション反応
     ストレスを軽減するのに効果的な心身医学的アプローチについて解説。現代生活の緊張を解き、ストレスの有害作用を治療する有効な方法を紹介。ハーバード大学医学部心身医学研究所(Mind/Body Medical Institute, Harvard Medical School)のベンソン所長が一般向けに出版し、400万部売り上げた原著改定拡大版を新たに訳出(星和書店,2001)。訳者に中尾睦宏氏(MPH/1998)。

    医学文献ユーザーズガイド 根拠に基づく診療のマニュアル
     凸版メディア(2010)。実際の診療場面に即した事例の中で医学文献を取り上げ、EBMの重要課題(結果は何か、結果は妥当か、結果を患者のケアにどのように適用できるか)に実践的に焦点を当てて、医学文献の使用の基礎から日々の診療で活用する上級戦略までをガイドする。本書は、EBMの原則と臨床適用のためのもっとも優れたガイドであり、1次研究、システマティック・レビュー、診療ガイドラインの方法や結果を理解するための包括的な指針を提供する。原著はJAMA Users’ Guides to the Medical Literature, A Manual for Evidence-Based Clinical Practice(Gordon Guyatt & Drummond Rennie, 2001)。

    医療・ヘルスケアのための決断科学―エビデンスと価値判断の統合
     Summer Program, Decision Analysis in Clinical Researchで使われる教科書を、森本剛氏(MPH/2002)らが邦したもの。著者の一人はHarvard Center for Risk AnalysisのProf. Milton C Weinstein。決断分析、費用効果分析を用いて研究をしようとする人にも、健康関係の決断を定量的に行いたい人にも最適の一冊。医歯薬出版 (2004)。

    疫学研究の考え方・進め方―観察から推測へ
     HSPH Dept Epidemiology教授のAlexander M. Walker の原著の邦訳。HSPH Dept Epidemiologyに寄贈され納められている。訳には1986-87年Takemi Fellowの丸井英二氏も参加。新興医学出版社(1996)。

    救急外来トリアージ
     2010年MPH(CLE)在学者、2005年MPH(CLE)卒業生による監訳。西村書店、2010年。アメリカの救急外来の現場で用いられるトリアージ用指南書(JK Briggs and VGA Grossman, Emergency Nursing: 5-Tier Triage Protocols, 2005)。患者評価の国際標準である5段階トリアージを採用し、すべての年齢層における120種類の訴えを網羅した効果的なトリアージ決定に役立つ鑑別診断のチャートで構成され、救急外来はもちろん、電話照会でのリファレンスとして役立つ。

    高齢者のスポーツ指導者読本―実践!レジスタンストレーニング
     レジスタンストレーニングとは、バーベル・ダンベルやマシーンなどに限らず、自分の体重やチューブなどを利用して行うトレーニングの総称。高齢者が気軽に行えるレジスタンストレーニングを紹介する。都竹茂樹氏(MPH/2005)により1999年発刊。

    高齢者のメディカル筋力トレーニング教本
     高齢者層が抵抗なく取り組める運動プログラムの構築法と具体的な指導法を、整形外科医が丁寧に解説する。自治体・地域の健康づくり活動に最適。理解度がグーンとアップするDVD(収録時間20分)も付属しており、安全かつ高齢者が受け入れやすい指導方法が収得できる。健康運動指導士、スポーツプログラマー、地域スポーツ指導者、健康増進施設、フィットネスクラブ経営者や医師、介護施設職員など高齢者の健康づくりに携わる幅広い職種を対象とする一冊。都竹茂樹氏(MPH/2005)の著作(日経BP社,2002)。

    高齢者のメディカル筋力トレーニング教本―Academic edition
     高齢者が抵抗なく取り組める運動プログラムの構築法と、具体的な指導法を解説。安全で長続きする高齢者向けの筋力トレーニングの基礎知識から、教室の運営方法まで紹介する。著者は都竹茂樹氏(MPH/2005)。日経BP社 (2002)。

    国際保健医療のお仕事-改訂2版-
     国際保健医療に関心はあってもそれを自分の将来にどう結びつければいいのかわからない・・・。本書は、そんな方々のためのナビゲーターである。世界の動向から、具体的参加方法まで、ユニークで多様な先輩達の経験を含めてわかりやすく記載。1996年Takemi Fellowの中村安秀氏による著作(南山堂、2008)。

    国際保健政策からみた中国―政策実施の現場から
     目覚ましい経済発展や2008年に控えたオリンピック開催で世界の注目を受ける一方,SARSや鳥インフルエンザの流行でも関心を集める中国。国際機関職員として政策の実施に取組んだ著者が,人口,感染症や生活習慣病対策,医療制度など,国際保健分野からみた中国を描く。従来の経済,国際関係,文化,歴史といった視点からだけではない,新たな中国の一面を提示する。大谷順子氏(MS・MPH/1992)による著作(九州大学出版会、2007)。

    最速!聖路加診断術
     本書は旬のチーフレジデントたちが、日々の臨床現場で経験した症例を持ち寄ってできました。限られた情報・時間の中どのような思考回路を経て診断にたどり着いたのか。最終診断に至るまでいろいろ推論して楽しみながら、診断力を高めてください。 三輪書店、2009。

    子どものメディカルフィットネス
     子どもの「レジスタンストレーニング」(筋力トレーニング)について、豊富なイラストを交え指導方法をビジュアルに解説。新学習指導要領に対応した、保健体育教諭、養護教諭必携の1冊。著者は都竹茂樹氏(MPH/2005)。

    事例研究の革新的方法:阪神大震災被災高齢者の五年と高齢化社会の未 来像
     被災から復興へ ― 超高齢化社会に挑む 被災地で「老いる」とはどういうことか―  阪神大震災後の復興過程において被災高齢者はどう生きのびて、どのように見られてきたのか。仮設住宅や復興住宅での現地調査、マスコミ報道や公的報告書の分析によりその実態と解き明かす。神戸を通して、日本の明日が見えてくる。本書は日本の高齢化社会に関心を向けた探索的研究であり、被災地神戸をケーススタディとして、都市部の独り暮らしの高齢者を追った社会科学的研究である。質的及び量的手法の混合手法を用い、英語圏では使用が常識となっている質的データ分析ソフトQSR NUD*IST Vivo (NVivo)を非英語圏、日本のコンテクストに初めて応用した。研究手法の手引書としてはもちろん、老年学、ジェンダー学や災害研究の視点からも参考となる。大谷順子氏(MS MPH/1992)による著作。九州大学出版会より(2006)。

    実践ガイド 医療改革をどう実現すべきか
     深刻な医師不足と医療格差、財政破綻――地域・医療崩壊を食い止め、方向を示す羅針盤! 医療政策の世界的権威であるハーバード大学教授陣が、各国で医療改革に取り組む者のために書いた最良の実践的ガイドブック。原著はGetting Health Reform Right a Guide to Improving Performance and Equity(M Roberts, MR Reich, W Hsiao and P Berman, 2008)。

    新簡明 衛生公衆衛生 改訂6版
     南山堂から2010年発刊。著者は1986-87年のHSPH Takemi Fellowの丸井英二氏。

    診療ガイドラインのためのGRADEシステム
     根拠に基づく医療(EBM)に準じた、エビデンスの質と推奨のグレーディングのための国際的なGRADE(Grading of Recommendations Assessment, Development and Evaluation) システムに関する解説本。凸版メディア(2010)。

    知識コミュニティにおける経営
     組織内に埋もれる情報や知識をいかに活用するか?転職が一般的になり人の流動化が高まるなかで、組織に蓄積されてきた知識の「蒸発」をいかに防ぐのか?−医療機関や公的セクターを含むあらゆる組織にとって情報や知識の活用は最重要課題のひとつである。 米国のバックマン・ラボラトリーズは、社員教育やコミュニケーションの改善をITをフル活用しつつ成功させたことで知られる知識経営の先端企業であるが、同書はこの一切の顛末を同社元会長であるロバート・H・バックマンが綴った書籍の和訳版。日本ナレッジマネジメント学会の翻訳プロジェクトで行われ、当時同学会ヘルスケア部会長であった小野崎耕平氏(HPM/MS06)もメンバーとして参加した。シュプリンガーフェアラーク東京 による出版(2005)。

    脳卒中を生きる意味―病いと障害の社会学
     人は絶望からなぜ立ち上がれるのか? 気鋭の社会学者が、脳卒中の絶望の中から再び生きようとする人々にとって、出会いが意味するもの、変容がもたらすこと、そして限りない希望を描きだす。HSPH Takemi fellow (2008-2009)& Abe fellow (2009-2010)である細田満和子氏の著作。青海社 (2006)。

    肥満疫学
     HSPH・Harvard Med School教授のFB HuによるObesity Epidemiology(2008)の訳書。世界的に肥満が蔓延する中、わが国でも肥満やメタボリックシンドロームの急増に警鐘が鳴らされている。肥満の疫学研究について解説するとともに、肥満が社会に及ぼす影響や肥満の原因、肥満が関わる疾患について現在の知見を集約した待望の書。肥満の研究・予防・治療に携わる人に。名古屋大出版(2010)。

    病態生理できった小児科学
     子供は大人を小さくしただけではない、成長し発達するから興味深い。小児科をこよなく愛し、臨床小児科として活躍中の著者が愛情を込めて書き上げた、小児科の決定版。小児疾患を病態生理から理解できるようにし、さらに疾患の臨床像を印象づけるため、典型例やシェーマを多く取り入れて編集。最新のトピックスも満載。浦島充佳氏(MPH/1999)による著作。医学教育出版社 (2000)。

    不平等が健康を損なう
     HSPH Department of Society, Human Development, and Health の教授であるDr I Kawachiによる洋書(The Health of Nations)の訳本。日本評論社 (2004)。

    臨床医のためのパブリックヘルス
     臨床の現場で医師が抱く問題意識のなかには、集団としての特徴をとらえる公衆衛生的に考えることでクリアになるものが少なくない。にも関わらず、かつて医学部で学んだきりの公衆衛生の知識を活用できている臨床医はどれほどいるだろうか? 本書では、臨床医が公衆衛生の視点を持つことの重要性と、公衆衛生を臨床に役立てるための知識・情報を詰め込んだ。より多角的かつ相対的に「医療」の世界を理解したい臨床医必読の一冊。HSPH Takemi Fellows・卒業生も執筆に参加。中外医学社(2010)。