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ハーバード公衆衛生大学院(Harvard School of Public Health: HSPH)は、1913年にハーバード大学とマサチューセッツ工科大学(MIT)の共同プログラムとして始まった、米国最古の公衆衛生大学院の一つです。 開学以降、医学、疫学、統計学はもちろん、経済学、法律、政策などの様々な分野の専門家が集まり、数多くの研究成果を挙げてきました。中でも、生活習慣病やがんなどに対する疫学的調査、肥満と栄養、医療政策や医療事故に関する調査研究、大気汚染の健康影響、コストベネフィット分析などにおける草分けとして知られており、近年では、HIV/AIDS、SARS対策、バイオテロ対策などでも世界をリードする研究を行っています。 いままでに、ノーベル賞受賞者を含む数多くの研究者、国際連合やWHO、世界銀行など国際機関のリーダー、米国や日本など政府のポリシーメーカー、保健産業分野の企業経営者などを数多く輩出してきました。今日、HSPHには生物統計、環境保健、疫学、国際保健、医療政策などの9学部と15のセンターに、400名の教員、900名の修士・博士課程の学生(うち留学生250名)、600名の研究者、800名の職員を加えた約2700名が、研究や教育に日夜励んでいます。 日本人は1926年に最初の卒業生を輩出して以来、200名を超える同窓生が世界各地で活躍しており、現在では例年10名〜20名程度が在学しています。
HSPH Student Club of Japanについて 日本人および日本に関心のある学生を中心に、大学の公認組織であるHSPH Student Club of Japanが設立されています。以下の2名のアドバイザーの指導のもと、セミナーの開催、ジャパントリップの企画運営などを行っています。 - イチロー・カワチ - マイケル・ライシュ |